一般参加の方の感想を載せさせて頂きます。
[20代 男性 被災地:初めて]
復興はまだまだ途中であるということ.
危険区域と解除区域の狭間にボランティアの需要が多くあることを知りました.
瓦、石ころの撤去および畑のならし作業という、ある種の単純作業であり、自分にむいていたのでとても楽しめました.また、大人数でやるとシゴトがはかどり、たくさんの力となることを知りました.黙々と打ち込み、全てが揃っている都会の日常ではたどり着かないような、精神的に穏やかな気持ちを得ることができました.
代表は大変気さくな方で男同士、一般参加の自分を尊重して語ってくれるのが嬉しく思いました.同い年であれだけのポリシーを持っているところに共感を得ました.
副代表は常に機転を効かせて、僕らが飽きないようにプロクラムを遂行してくれました.また作業の途中では休憩、給水、体の調子を気遣ってくれてありがたく思いました.毎回やっているはずなのに、一般参加の僕ら以上に率先してシャベルをにぎる様に感動しました.
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[20代 女性 被災地:初めて]
1.被災地で何を感じたか
朝食を買うために立ち寄ったコンビにで麻美さんに言われた一言「今いるこの場所も被災していた場所。ここから先にある電信柱は新しいと思ってほしい」。自分なりに今回参加を決めて、仙台に向けて皆さんと行動を一緒にしていたつもりだったにも関わらず、そういった視点が自分に欠けていることにその一言で気づかされました。そういう意識でしっかり見ていかないと、おばあちゃんがお祈りしていること、建設関係のお仕事している方がたくさんいることに気づけない。逆にそのおかげで、そのあとの活動は自分の中で意識するように心がけることができたと思います。
2.活動した感想
今回の活動は、約10名ほどでの瓦礫処理。元々普通の家があった場所でも今は何もなく、掘ると普通は土の中から出てくるはずないタイルや電池や金属が次々と出てきました。作業としてはひたすら掘っていくというもの。ただ掘ることで、この今は何もない場所に本当は普通の家があって、普通に周りにも家があって、普通に生活していた場所のはずだったことを少し実感できた気がしました。活動中、その土地の依頼者の方が差し入れをくださり、一緒に作業も手伝ってくださいました。本当はこの場所にいることはつらいはずなのでは・・・でも帽子が汗で濡れるくらい一緒に作業してくださり、何度も「ありがとう」と頭を下げていらした姿に、言葉が見つからず一緒に頭を下げることしかできなかったです。
東京でメディアを通して見て感じていたものと、たった1日現地に行ってそこで活動している方と話すこと、一緒に活動をすることで感じられることの大きさの違いに気づきました。
3.侍について (足りないと思った点・良いと思った点など)
初めは今回は侍メンバーの代表・副代表2名の合計4名と聞いた時は、正直「おっ」と構えていたかもしれません。でも、1日を通して鬼塚さん・麻美さんがこれまでに感じてきたたくさんの想いを一生懸命話してくださり、私の無知な質問にも嫌な顔一つせず丁寧に答えてくださったことすごく感謝してます。また、4人だったこともあり、互いを知れる機会もたくさんあり、心から今回参加を決めて良かったと思っています。そのようなきっかけ・時間をくださった侍の皆さんに感謝してます。ありがとうございました。また、自分にできることを少しでも行動していきたいと思いました。
翌日から早速、たくさんの人に何をしたか、感じたこと、素敵な侍メンバーの皆さんのこと話しています。それを周囲に伝えることもまた自分にできる行動の一つだと思っています。
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